FXの取り引きで、金利の低い日本の預金金利よりも率がいいのでその代りにFXのスワップポイントをコツコツ貯めて行くのも良いでしょうが、やはり為替の差益を得られることを望む人は多いと思います。

 

その為には為替の値動きを予測し、読む事が必要で、その為の分析に「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」の2つがあります。

 

まず、「ファンダメンタル分析」は、世界の政治や経済などの基礎的条件の動向から、今後の値動きを予測する事で、相場を動かすファンダメンタル要因には、政治、経済、株式、商品市況に関するもの、そして天候などがあります。

 

中でも、政治と経済は基本中の基本です。

 

例を取ると、2005年9月の衆議院総選挙で自民党が圧勝した時には、円が大幅に上がり、逆に2006年7月に北朝鮮がミサイルを発射した際には、その地理的要因から円が売られました。

 

天候も相場に影響します。

 

記憶に新しい2005年のハリケーン「カトリーナ」。当時はハリケーンが立て続けに上陸していたためアメリカの各地で大きな被害が出て、景気の先行きが不透明になったため、ドルが売られました。

 

また、株式市況も相場に影響し、一般にはその国の株式が下落すると、通貨の値段も連動して下落するという傾向があります。

 

国の金利が上がると、通貨も上昇傾向になり、GDPや日銀短観などの経済指標が上向くと、通貨も上昇する可能性が高くなります。

 

そして、原油や貴金属などの商品市況も為替に影響します。

 

例えば、オセアニア通貨は貴金属相場の上昇に連動して高くなる「連れ高」する傾向にあり、米ドルは、原油相場が上昇すると弱含み(目に見えて下落しているのではないが上昇する力が弱く先行き下落傾向にある状態)する傾向にあります。

 

しかし、原油高の原因が中東情勢の悪化の場合、戦争が起きた当事者の国の通貨は下落する可能性が大ですが、投資家が安定性を重視しドルを買う場合もあります。

 

特に金利に関しての情報は値動きに大きく影響します。

 

2006年7月に日銀がゼロ金利政策を解除しましたが、この様な重要な政策発表があった時には様々な思惑が飛び交い相場が乱高下する可能性があります。

 

そして、要人の発言や、G7などの各種会議の結果などによっても大きく値動きする場合があります。

 

消費者物価指数や、雇用統計など重要指標の発表がある時も注意が必要です。

 

もう一方の「テクニカル分析」は、一定期間の為替の値動きをグラフにした「チャート」を使って、過去の値動きから将来の値動きを予測する方法を言います。

 

テクニカル分析は統計学に基づくものも多い客観的な分析手法でもありますし、投資家たちの経験則を集めたものでもあります。

 

テクニカル分析の中には、複雑な計算を要するものもありますが、FX業者などがインターネット上に多くの分析ツールを公開していますので、実際に自分で計算する必要はありません。

 

ですから、その理論や仕組みを理解し、為替の大きな流れである「トレンド(英語でTrend=傾向、上昇トレンドまたは下降トレンドという)」を読み、それぞれの指標における「買い時」「売り時」をつかめるようにすれば良いのです。

 

トレンドに乗ると言う事は、テクニカル分析で重要なことです。

 

トレンドに乗るには「順張り」と「逆張り」という二つの方法があります。

 

「順張り」とは、トレンドが反転し、次のトレンドが始まったことを見極めてから、「売り」「買い」を始める方法です。

 

例えば下降トレンド時に、反転して上昇し始め、しばらく上昇していくのを見極めた上で売買をする事です。

 

この「順張り」は、様子見をしてからの売買の為、トレンドの途中から乗る形になるために、利幅は少なくなる反面、安全性は高まります。

 

また「逆張り」とは、上の「順張り」とは逆に、下降トレンド時に、すでに反転して上昇を予測して先に売買をしておく事、または上昇トレンド時に反転を予測して下降トレンドになる前先に売買をしておく事です。

 

この「逆張り」の場合、見切り発車をするので、予測が当たればトレンドの最高点や最低点を抑えられるために利幅を大きく取ることができる反面、トレンドが予測に反して反転しなかった場合大きな損失が出る可能性が高いので注意が必要です。

 

一般に初心者は「順張り」で安全にポジションを取るべきでしょうね。